占いに月1万円使っていた私が、やめた理由と今でも活用していること

※本記事にはアフィリエイト広告が含まれます。

月1万円使っていた、という事実

自分が占いに使っていた金額を家計簿で集計したのは、去年の4月のことだった。前月の3月、電話占いに11,400円使っていた。内訳は、ヴェルニで2回(合計5,200円)、電話占いピュアで1回(2,800円)、チャット占いのステラで3回(3,400円)。

1回1回は「3,000円くらいだから」「今日だけ」という気持ちだった。それが積み上がると1万円を超えていた。

年間に換算すると約12万円。その金額を見た瞬間、「さすがにおかしい」と思った。占いが生活費の一部になっていた。

どうして占い依存になったのか——自分なりの分析

依存になるには段階がある。私の場合、こういう流れだった。

最初の1回目は純粋な好奇心だった。「電話占いってどんなものか試してみよう」という軽い気持ち。ここには問題がない。

2回目は「前回の鑑定で気になった部分をもう少し聞きたい」という追加質問の感覚。これもまあわかる。

問題が起きたのは3回目以降だった。「別の先生に聞いたらどう言うだろう」という思考が出てきた。これが占いジプシーの始まりだ。

占いジプシーとは、複数の占い師に同じ質問を繰り返す行動のことを指す。「聞きたい答えが返ってくる占い師を探している」状態に近い。その結果、「先生Aはこう言ったが、先生Bはこう言った。どちらが正しいか」という新たな不安が生まれて、その不安を解消するためにまた別の先生に聞く、という無限ループになる。

依存のサイン——当時の自分に気づいてほしかった兆候

今振り返ると、依存になっていたサインは複数あった。当時の自分に教えてあげたかった。

  • 鑑定が終わった直後に「次はいつ占ってもらおう」と考え始める
  • 気になる鑑定士のスケジュールを毎日チェックしている
  • 占いの結果と違うことが起きると「あの先生は外れた」と怒りが出る
  • 日常の小さな決断(何を食べるか、どのルートで帰るか)も占いで決めようとする
  • 占い費用を家族やパートナーに隠している
  • 「今月は我慢する」と決めても1週間以内に破れる

私はこのうち4つに当てはまっていた。特に「スケジュールを毎日チェックする」と「費用を隠す」は、今思うと完全にアウトだった。

やめた理由——きっかけは家計簿だったが

家計簿の数字が直接のきっかけだが、もう一つ決定的な出来事があった。

ある鑑定士に「3月中に彼から連絡が来る」と言われて、待っていたのだが来なかった。そのことで落ち込んだのは構わない。問題は、「あの先生は外れた。別の先生に相談すれば本当のことを教えてもらえるかもしれない」という思考が出てきたことだ。

「外れたから別の先生へ」という発想は、占いを「現実を予言するもの」として使っている証拠だ。予言が外れたら次の予言者を探す。これは占いの正しい使い方ではないし、そもそもこの姿勢でいる限り、何人に聞いても「答え」は手に入らない。

その時に「自分は占いで何かを解決しようとしているが、何も解決していない」ということにようやく気づいた。

やめてからの半年間

4月に「占いをやめる」と決めて、6ヶ月間は一切使わなかった。禁断症状という大げさなものはなかったが、最初の1ヶ月は「今日ちょっとだけ」という気持ちが何度かあった。

その都度やっていたのが、「占いで聞こうとしていることを、自分に問い直す」作業だった。「この仕事、続けていいかな」という問いが浮かんだとき、占い師に電話する代わりに、紙に書き出した。

  • 今の仕事で満足していること:3つ書く
  • 不満なこと:3つ書く
  • 理想の状態:具体的に書く
  • 今できること:1つ書く

これだけで、占いで聞こうとしていたことの8割は自分の中に答えがあることがわかった。「誰かに言語化してもらいたい」という欲求だったのが、自分で言語化できる、ということに気づいた。

今も活用していること——賢い使い方

半年後から、占いとの付き合い方を変えて再開した。今の使い方はこうだ。

年に3回、特定の時期にだけ使う。年始(1年の方向性を考えるとき)、誕生日前後(自分を振り返るとき)、大きな変化の前(転職検討など)。この3回以外は使わない。

予算は1回3,000円まで。これを超えない。追加チャージはしない。ポイントが切れたら終わり。

「答えをもらう」ためではなく「別の視点を借りる」ために使う。鑑定士の言葉を「正解」として受け取るのではなく、「なるほど、そういう角度もあるのか」という情報として扱う。納得できなければ採用しなくていい。

自己分析ツールとしての占いの使い方

今の私にとって占いが一番役に立つのは、「自分のことを考えるきっかけ」としての使い方だ。

具体的には、鑑定を受けた後にノートに書く作業をする。「今日の鑑定で言われたこと」と「自分がそれを聞いて何を感じたか」を書き分ける。鑑定士の言葉ではなく、自分の反応の方が重要な情報になることが多い。

例えば「今は守りの時期」と言われてほっとした場合は、「自分は攻めることに疲れていたのかもしれない」という気づきになる。「変化の時期」と言われてわくわくした場合は、「自分は変化を望んでいたのだ」とわかる。

占いの言葉そのものより、その言葉に対する自分の感情反応の方が、自己分析の材料として価値がある。

月1万円やめてよかったこと

やめて1年以上経った今、何が変わったかを正直に書く。

年間12万円が手元に残った。それが一番大きい。その代わりに失ったものは、「誰かに話を聞いてもらう時間」だ。これは完全にゼロになったわけではなく、今は年3回の鑑定と、友人との会話と、日記の組み合わせで代替している。

それから、日常の決断を自分でするようになった。小さなことでも占いに頼らず、「自分はどうしたいか」を先に考えるようになった。これは占い依存をやめた副産物として、予想外に大きな変化だった。

占いは悪くない。使いすぎが悪いだけだ。そのラインを自分でコントロールできる状態にあるかどうか、定期的に確認することが大切だと思う。

タイトルとURLをコピーしました